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コーヒーかす(出し殻)を捨てずに活用する簡単でエコな方法|サスティナブルな飲食店づくり
コーヒーかすをリサイクルし有効活用する方法はたくさんありますが、ここでは忙しい飲食店の皆さんに向けたとにかく簡単で有効的に使える方法に絞り込んでご紹介します。
「コーヒーかすは、消臭剤として活用する」
トイレなどで鼻を刺すアンモニア系の臭いで比較すると、消臭の代表格「炭」よりもコーヒーかすの方が消臭効果は2~5倍以上になると言われています。多くの人が利用する飲食店のトイレ、様々な食材が入る冷蔵庫など、飲食店こそコーヒーかすの消臭パワーを使わない手はないでしょう。
一番簡単な方法、それはドリップ後の湿ったコーヒーかすをそのままトレイへ配置。乾燥もさせません。ドリップ後の湿ったコーヒーかすは、乾燥済みのものと比較して消臭力がより高くなると言われています。しかしカビの発生を防ぐ為数日で交換をしなければいけないのでこの点は注意が必要ですが、毎日コーヒーかすが出る場合にはこの方法でも良いかもしれません。
次にご紹介する方法は、簡単かつ一番実用的な方法です。
乾燥させたコーヒーかすの消臭剤。乾燥したコーヒーかすは上記同様に効果的な消臭剤として使用できる上、交換も2~3週間毎と手間が省けます。乾燥方法は天日干しで1日、面倒な場合は電子レンジで乾燥させましょう。電子レンジは簡単に乾燥させられますが、乾燥中と乾燥直後はコーヒーの臭いが漂いますのでお店によっては営業後に行う方が良いかもしれません。
乾燥させた「コーヒーかす消臭剤」の使用例を挙げておきます。
①麻袋や不織布、ストッキングなどに入れてトイレや冷蔵庫、ゴミ箱など臭いの気になるところへ置く。ゴミ箱の場合にはそのまま撒いても効果的です。お客様の利用するトイレの場合には、袋へ入れずお皿の上へ直接乾燥させたコーヒーかすを置いても素敵です。(蹴られたり吹き飛ばされたりしない位置を選びましょう。)
②鍋やフライパンの臭い取りに使用。鍋に水を張り、コーヒーかすを入れて沸騰させたら火を止めて冷まします。冷めたころには臭いもすっきり。
「環境問題に関心のある店舗」という印象を持ってもらう。
コーヒーかすをトイレ等で消臭剤として使用するメリットは、その消臭剤としての効果だけでなく、サスティナブルな社会をつくる為の「3R」(リデュース、リユース、リサイクル)の促進、また環境問題に対し関心のあるエコな店舗である事をお客様に認識してもらう良い機会にもなるはずです。みなさんのお店、またはご自宅でも、是非一度トライしてみてくださいね。
おまけ:オランダのスタートアップ企業「Caffe Inc.」がコーヒーかすをリサイクルした優秀なスキンケア製品を開発し注目が集まっています。興味のある方は是非こちら「コーヒーかす(出し殻)をリサイクルした、効果的なスキンケア製品が誕生|Caffe Inc.」も合わせて読んでみてくださいね。